漂着物の打ち上げに乏しいこの日の石狩浜。
そんななか,ででんと打ち上げられていたのがこの木箱。
かなり頑健で,試験装置や計器を入れる木箱のように見えた。
まあるい穴が側面に一つだけうがってある。
雰囲気温度などを測る装置でも入っているのかな。
計器や装置を納める木箱ってスキです。
ぼやっと生きてるジンセイで,そうそう手に入る代物ではないけど,今までに2つ手に入れたことがある。
けどカラでした。
中を調べてみる。中に入れるものの形に合わせて,仕切り板や当て板があったり,薄い金属のプレートが貼ってあれば,ほぼそれで間違いないと思ったけれど,ただの箱。別珍の内張りが貼ってあったような痕もない。
うーん,手作りかな。
じっとりと海水を吸っているけれど,すぱっとこのまま見送るような気になれず,なにか魅力があって。別れがたい。
乾燥させてみようかと思い,帰路に回収しようと置いておいた。
帰り,波間に揺れていた・・・
この上ぶたの意味ありげな厚み・・・
なにを納めたのだろうな。