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函館の二つの漁港
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函館山から見た市街の「右側」の「付け根」に住吉漁港があります。「右側」は、津軽海峡沿いですね。
大森浜は、(今は途切れてしまってますが)この住吉漁港を基点としてずうっと続いていきます。

反対側になる左側の付け根には、函館漁港(入船漁港)というのがあります。
漁船の種類とか規模などが、両港ではぜんぜん違っています。
住吉漁港は、小さな船がほとんどですが、函館漁港は、大きなイカ釣り漁船でいっぱいです。住吉漁港には昆布干し場があり、函館漁港には大きな荷捌き場があります。住吉漁港はのんびりとしていて、漁師の家が近接して、いかにも生活のために使われているといった風情です。函館漁港は、いかにも漁業基地といった様子で、防波堤もトラックがすれ違うほど幅広で、コンクリートの構造体といった感じです。
ワタシは、コンクリートの風景も等しく好みますが、住吉漁港の方が好きですね。

津軽海峡が荒れると、上の写真のように、波が防波堤を平気で超えてきます。

両港の違いは、たぶんこのへんから来ているものと思います。
# by plaster04 | 2011-01-08 22:37 | 浜辺の風景
ただいま漂着
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9月に入って今日の函館は26度。軽く2キロほど大森浜を歩く。
オレンジ浮きを2つ、中国の青い浮きを1つ見かけた程度。ほんのわずか、砂が減ったように感じられる。
流木や木っ端に、焦げたもの(または焦げかけたもの)が妙に多い。夏の名残なんだろうか。

遠くで、カエル浮きが波打ち際をゴロゴロしているので一応見に行ってみる。
波の重なりのタイミングで、ちょっと打ち上げられたところを引っつかんで写真に撮った。

生物を宿している。
案外、地球っうのも、こんなものかもしれない。
# by plaster04 | 2010-09-15 16:25 | 漁具・浮き
チャイナトラストホテルズ またも
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浜を歩くことは歩いてるのだけど、これというものを見つけることはない。
函館は、夏が近づくと霧がよく出るようになり、その様子を見ていることが多くなった。

今日は木っ端が目立つ日だった。
なんか見たようなものがあるな、と思ったら、チャイナトラストホテルズのシャンプー容器であった。
すぐ下の記事であーだこーだと書いたやつと、よりによってまったく同じものだった・・・
せめて、リンスの容器だったりしたらまた別の感慨(のようなもの)があるんだろうけど。ふう。

今回のものは、中身が結構入っている。容器外側はあまり傷んでいない。「漂流の痕跡」のようなものもうかがえない。

近海投棄、というところがやっぱり一番もっともらしいという感じがする。
# by plaster04 | 2010-06-22 17:13 | ボトル・びん
チャイナトラストホテルズ
チャイナトラストホテルズ_f0083938_2129272.jpg

特になにか見かけるでもない大森浜。
このままでは、このページも消えてしまうな。
別にドキドキしたり、謎めいたものでなくともじいっと見てみよう。

小さなボトル。
「CONDITIONING SHAMPOO 洗头液 中信酒店 KG LANDMARK HOTEL」とある。
裏面や側面、底面にはなにも書いていない。
これっぽっちも謎めいたところはない。
中国のKGランドマークホテルというところにあるシャンプーである。である。である。
それ以上のことはない。そういえばホテルのことを酒店っちゅうだったな、と思い出したし、そもそもHOTELと表示してあるので引っかかることもない。以上だな以上。

・・・うーん、一応、中信酒店ことKG LANDMARK HOTELがどこにあるのか勝手に想像してみるか。
ま、たぶん沿岸部の大都市のどれかなんだろうが。

プリント印刷のこすれ具合や、表面樹脂の様子からは、それが中国のどこであっても中国から流れてきたとはとても考えにくい。手近なところからやってきたと言うほうが断然もっともらしい。
函館港からは、ごくごくたまにではあるけれど、くず鉄を中国へ輸出していたはずだ。まずはその船員がポイってやったことが考えられる。
函館には中国・台湾・韓国等、アジアンな観光客がとても多い。函館の外国人といったらまずは何よりも彼らが目立ち、ごくたまにロシア人っぽい人がいる、という程度だ。大韓航空やチャイナエアラインの飛行機を見ることが多いものの、中国からのチャーター便もやってくる。そんな方たちのボストンバックの奥に、かつて行ったKG LANDMARK HOTELのシャンプーが眠っていて、函館の海にどういうわけかポイってやった、ということも(非常に苦しいが)考えられる。

一応検索にもかけてみる。あっけない。「中信ホテル」で調べてみるとふつーにあった。
〒215300 江蘇省昆山市青陽中路98号 (上海のすぐ北)
誰のどういう基準かは知らないけど「準5つ星ホテル」だということだ。「部屋設備」の一覧には「シャンプー」もあった。

ただちょっと不明な点もある。KG LANDMARK HOTELが属する「中信旅館系統」(中信ホテルグループ=チャイナトラストホテルズ)はどうみても台湾の会社である。中国にも一店あるが、台湾のすぐ対岸にある廈門(アモイ)のみ。中国と台湾の経済交流は加速しているようなので、既にチャイナトラストホテルズが経営するホテルになっているものの、単にHPの更新が遅れているだけかもしれない。
ただ、もしかしたらパクリっつうことも考えられなくもない。

あ、外国語に対応可能なスタッフは英語と日本語を使えると書いてある。あ、なんと楽天トラベルで予約も出来るようになってるじゃないか。とすると、中国に遊びに行った函館の人がポイっていうのも大いに(いや最も、か?)あり得るな。
# by plaster04 | 2010-03-14 22:25 | ボトル・びん
エチゼンクラゲスパイラル
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たしか藤子不二雄の短編だったか(思い出せない)・・・・・・
ある日空中クラゲ(宇宙クラゲ?)のようなものが大量に出現し、社会を混乱に陥れるという話があった。しかしあるときそれが食用に加工できることが分かり、光に集まる習性を利用し大規模な捕獲装置があちこちに建設され、食品産業が勃興、いつしかクラゲの姿は見かけなくなり、ついには絶滅してしまうというところで物語は終わる。

日本海を北上する対馬海流が、津軽海峡の西側で宗谷海流と津軽海流に別れる。渤海や黄海で発生したエチゼンクラゲは、秋には稚内に大量に漂着してニュースになっていた。そしてオホーツク海へ。

しかし流量は、宗谷海流より津軽海流の方が多い。さぞや大量のクラゲが(地域に被害を与えながら)通過していったに違いない。津軽海峡を通過して太平洋に出たエチゼンクラゲは、黒潮が陸地から離れがちに流れていた年だったことも相まって、岸よりにターンして東北・関東を南下、千葉の銚子沖で漁船を転覆させつつ、既に伊豆半島くらいには到達しているようだ。

対馬海峡と、津軽海峡でシャットアウトできないものか・・・
津軽海峡の最狭部は確か18キロほど。エチゼンクラゲの遊泳範囲はせいぜい表層から水深40m程度。なにか網でも渡してトラップを組めないか。あるいはタンカークラスのクラゲ吸引・濾過・加工船を開発して海峡に投入。
・・・って到底無理なハナシだが。

海流図
# by plaster04 | 2009-12-10 21:07 | 生物・殻・貝